2026年放送フジテレビ系列の「火9」ドラマ『夫婦別姓刑事』で描かれる、四方田誠の前妻・皐月の殺害事件。
5年前の悲劇の真相を追いかける夫婦刑事の前に今回容疑者として浮上した喜多村拓春を始め、第9話にて拓春ではない真犯人の可能性が浮上しました。
今回は別名「杉並主婦殺害事件」の真犯人についてご紹介したいと思います。
【夫婦別姓刑事】妻・皐月殺害の杉並主婦殺害事件の概要と真犯人の浮上
東京・中野区の沼袋警察署を舞台に、名バディとして事件を解決する四方田誠(佐藤二朗)と鈴木明日香(橋本愛)。二人は実は夫婦ですが、警察の暗黙のルールにより職場では別姓を名乗り、同僚を装っています。
誠は秩父出身で、西武ライオンズファン。明日香は児童養護施設育ちの苦労人で、誠の前妻・皐月の仏前にも手を合わせる優しさを持っています。二人のコンビネーションは抜群ですが、夫婦関係がバレれば異動の危機にさらされます。
そんな中、誠の過去に絡む妻殺害事件が物語の縦軸となります。
5年前の皐月殺害事件(杉並主婦殺害事件)の概要
事件は誠の誕生日である5年前の10月頃に発生しました。皐月(清水美砂)は何者かに尾行され、腹部を刺されて死亡。誠は当時張り込み中で、皐月からの連絡に応じきれませんでした。皐月を殺害した犯人は未だ捕まっておらず、誠の心に深い傷を残しています。
この事件は「杉並主婦殺害事件」と呼ばれ、連続殺人事件「消しゴム事件」との関連も疑われています。ドラマ本編では、地域密着型の小さな事件を解決する合間に、この過去の悲劇が徐々に明らかになっていきます。
容疑者・喜多村拓春の浮上
事件の重要参考人として繰り返し登場するのが、音花(誠と皐月の娘)の中学時代の担任教師・喜多村拓春(竹原ピストル)です。彼自身も6年前に妻・ミカを自転車事故で亡くしており、「妻を失った者同士」という共通点が強調されます。
第1話から、喜多村の不穏な言動や、事件に関する詳細を知っているような振る舞いが視聴者の考察を誘っており、記念日の情報や、現場の自転車タイヤ痕の一致などが彼を容疑者に押し上げました。
第9話では、沼袋で発生した女性鈍器殴打事件(犯人自転車逃走)と皐月事件の関連から、誠と明日香が喜多村拓春を任意同行します。誠が「この事件も妻の事件もあなたがやった」と詰め寄ると、喜多村は淡々と応じますが、供述に違和感が生じます。
自転車タイヤ痕の一致や、防犯登録に妻・ミカの名前が見つかるなどの証拠が積み重なったことから、喜多村拓春に殺害容疑が強まったわけですが、誠はどこか他人事のように冷静な喜多村の態度に違和感を覚えたのです。
真犯人・喜多村邦弘の浮上
喜多村邦弘(林裕太)は、5年前に「時坂運輸」で配達員をしていた人物で、現在は道路工事の誘導員として働いています。父・拓春との間に溝があり、母親の死によるトラウマを抱えています。ドラマの展開で、邦弘が皐月殺害の実行犯であることが明らかになります。
杉並主婦殺害事件と女性鈍器殴打事件の二つの犯行を認める喜多村拓春に違和感を覚えた誠は、更なる調査から彼の息子・邦弘が真犯人であると狙いをつけると、拓春が息子を庇って自供している可能性を疑います。
拓春の取調と並行し刑事課一同が散り散りになって捜査を進めた結果、タイヤ痕の鑑識結果、防犯登録、インターホン写真、名簿の痕跡などの重要な証拠が出揃い、真犯人として息子・邦弘が浮上すると、邦弘の確保に動き出しました。
被疑者死亡の衝撃展開
誠と明日香が邦弘の自宅に赴いたものの、張り込ませていた上山の姿がなく連絡が取れない状態だったため、自宅に上がりこんで中を調査するも邦弘は留守。
しかし、上山から連絡が入り邦弘が逃げ出したと報告を受けた誠と明日香は部屋を飛び出し、外で上山と合流。邦弘が逃げたであろう方角に追いかけたところ、廃倉庫(作業所)のようなところで喜多村邦弘の遺体を発見するのでした。
真犯人思われた邦弘は自殺か他殺か、事件に新たな謎を投げかける結末を辿りました。
杉並主婦殺害事件の決着
喜多村邦弘の遺体発見後、誠は警察署に戻り容疑者であった喜多村拓春に機械的に「逮捕前に被疑者が死亡した場合、被疑者死亡として検察に送致し、最終的に不起訴処分となります。よって岩本京香傷害事件および四方田皐月殺害事件は被疑者死亡のまま事件は終了となりました」とだけ伝えます。
突然の報告に理解が追いつかない拓春が「どういう意味ですか?」と訊ねるも、誠は「殺人事件の犯人と思われていたあなたの息子さんは死亡しました。謹んでお悔やみ申し上げます」と淡々と読み上げるように吐き捨て、足早に取調室を退室しようとします。
狼狽えた拓春は誠を問い質そうと腰を上げますが、上山に宥められるほか、詳しいことは司法解剖してみないとわからないと告げられ、徐々に最愛の息子の死を自覚し泣き崩れるのでした。
その後、誠の立ち合いで拓春は邦弘の遺体と面会し「あんたたちにとって犯罪者でも、私にとっては愛する息子だったんだ」と語りますが、誠は「俺の妻を殺した犯罪者だったのは間違いない。だから、あんたの気持ちをこれっぽっちも理解するつもりもない。俺の手で捕まえられなかった悔しさだけが残る」と行き場のない怒りをぶつけます。
しかし、拓春は誠に向き直り「四方田さん、息子殺した犯人捕まえて下さい」と頼み込むと、誠は身勝手な頼みに耐えかねて拓春の胸倉を掴み上げますが、拓春は冷静にこの場で殴れば誠が処罰され犯人を捜す者がいなくなると訴えかけ、誠は怒りを鎮めながらもその場を後にするのでした。
次回の考察ポイント
- 喜多村邦弘を殺害した犯人と「消しゴム事件」の関連
- 喜多村邦弘が本当に実行犯なのか、さらなる黒幕が存在するのか
- 喜多村邦弘宅を張り込んでいた上山と連絡が取れなかったのは偶然か
などが考察のポイントとなり、「消しゴム事件」の解決をもって「杉並主婦殺害事件」の本当の解決が描かれるでしょう。
まとめ
『夫婦別姓刑事』は、小さな事件から妻殺害事件に関連する事柄を見つけて容疑者を喜多村親子にまで絞りましたが、まさかの真犯人と思われた喜多村邦弘が何者かに殺害される衝撃展開を迎えました。
誠の無念の矛先は邦弘を殺害した消しゴム事件の犯人特定に向けるしかなくなりましたが、杉並主婦殺害事件がどのような着地をするのか最終回が楽しみです。
