【夫婦別姓刑事】喜多村邦広殺害の犯人と消しゴム事件のオーナーの正体は?皐月殺害の動機や消しゴム事件の決着

夫婦別姓刑事 ドラマ・映画

2026年4月の連続ドラマ「夫婦別姓刑事」は、コメディ要素と考察要素が交錯するミステリードラマであり、四方田皐月殺害事件の真犯人と現在進行中の消しゴム事件のオーナーの正体が最大の謎として挙げられます。

しかし、第9話で四方田皐月殺害事件の真犯人喜多村邦広であることが発覚するも、まさかの死体で発見され逮捕に至らず不完全燃焼となりましたが、最終回にて喜多村邦広を殺害した人物と消しゴム事件のオーナーの正体が一気に判明しました。

今回は喜多村邦広殺害の犯人と消しゴム事件の決着についてご紹介したいと思います。

喜多村邦広殺害の犯人と消しゴム事件の決着

喜多村邦広殺害の犯人

第9話で5年前に皐月を殺害したと思われる喜多村邦広が死体となって発見されたことで、四方田は無念の決着にやり場のない怒りを喜多村拓春にぶつけましたが、邦広の殺害は不可解な点が多かったことから調査が必要と考えます。

邦広が殺害される前、犯行に使われた自転車が見つかり上山が送った画像を刑事課で確認し、小寺園が被害者女性(岩本京香)から話を聞いて、池田が喜多村拓春の取調を行い、郡司が宅配業者から履歴書を入手。四方田とあすかが喜多村邦広の家に行ったのはそれらの後であり、邦広の部屋で何人もの女性と皐月の写真を発見するも邦広の姿はなく、直後に上山の電話で合流し別場所にて邦広の遺体を発見するに至りました。

もし邦広殺しの犯人が消しゴム事件と関連するのならば、オーナーはいつ邦広が皐月を殺害した犯人と知り得たのか、これが不可解な点であり、刑事課が邦広の逮捕状を取ったのが18時頃であったため、容疑者は現場の事情を知る刑事課にいることになるのです。

そしてそれぞれが身の潔白を証明する中、残すは四方田とあすか、そして同じく現場にいた上山のみ。四方田が「自転車を発見して喜多村邦広がそのマンションに住んでいると確認した後、どこにいた?」と確認すると、上山はマンションで待機していたと言いますが、あすかが私たちが到着するまでの間はどこにいたのかと訊ねると、つらつらとその時の状況を説明し始めます。

上山は四方田から連絡を受けたあとマンションで張り込んでいると邦広が出てきたため尾行しますが、途中で感づかれた邦広に逃げられてしまい、追いかけて廃倉庫のような場所へやってきます。そこで邦広の急襲を受けてもみ合いになるも、上山は邦広を制圧し抑え込み、皐月殺害の言質を引き出しました。

そして、皐月殺害の状況を悪びれずに語る邦広に怒り、上山はおもむろに立ち上がると近くに置いてあった消火器を手にし邦広の頭に叩きつけました。二度、三度と何度も叩きつけ殺害したのです。

あまりにも自然に邦広殺害までの流れを淡々と説明する上山に四方田たちは唖然としますが、刑事課は喜多村邦広殺害が身内にいたことに衝撃を受けるのでした。

皐月殺害の動機

当時、邦広は配達の仕事をしていた時に皐月によく遭遇しており、皐月は愛想がよく会うたびにニコニコと話してくれ、寒い日にはコーヒーを奢ってくれたこともあってか、他にも配達の人間はいるのに自分だけが仲良くて優しくしてくれたと特別に感じていました。

しかし、ある日私服の時に声をかけると気付いてくれなかったことからムカついて殺したというのが邦広の動機でした。

邦広は配達してくれるから愛想よくしてくれていたというのが「嫌」だったらしく、あれだけ話していたのに気づかれなかったことから普段の自分に何の興味がない分かり、それが恥ずかしかったと言います。

また、皐月がプレゼントを持っていたことから、自分は母親が死んで家族が滅茶苦茶になっているのに幸せそうだったのがイラついたと証言しました。

上山が邦広を殺害した経緯

上山は、邦広から皐月殺害の動機を聞かされると怒り狂いますが、邦広はスマホで撮影した皐月の最後の様子を見せてきました。邦広は動画を再生させながら「結構血が出て」「持ってたプレゼントにもついちゃって」「きったなくて」と笑うと、上山は静かに立ち上がり近くにあった消火器で邦広を撲殺しました。

上山が邦広に対しここまで激怒したのは、当時新人だった上山のせいで誕生日の日に日勤だった四方田が張り込みに付き合い皐月の下へ行けなかったことに罪悪感を覚えていたからであり、ずっと心に引っかかっていた出来事でした。

上山は本当は四方田も自分に怒っている、自分は刑事として何の役にも立っていないと強迫観念に取り憑かれており、犯行に至りました。

消しゴム事件のオーナーの正体

物語は、上山の喜多村邦広殺害供述から続いて消しゴム事件のオーナー暴露へと進みます。

上山は喜多村邦広の殺害を語った流れで、5年前の皐月殺害事件をきっかけに自分の考え方が変わったと打ち明けます。刑事になって身近な人が殺されたのを契機に、なぜ警察に入ったのか、刑事とは何なのかと考えると、警察がいても殺人は減らない、現実はいい人ばかりが殺されていく、犯人が捕まって司法で裁かれても十分な刑が科されないのが現実であり、守られるのは加害者である現実に理不尽を覚えたのです。

これらの訴えに四方田らは何の話をしているのか理解が追いつきませんでしたが、上山は「僕です。消しゴム事件のオーナーは僕ですよ」と涙ながらに暴露するのでした。

消しゴム事件は、刑事課の上山が間に入って殺したい人がいる人間とただただ人を殺したい人間をマッチングしていたのが真相であり、邦広を殺した後に自宅ポストに白い紙を入れていたのは上山。邦広に関してはオーナーである上山が自分の手で殺めてしまいましたが、紛れもない消しゴム事件の一つでした。

消しゴム事件発足の動機

悪人は捕まって裁かれているように見えても実際は法に守られているため、この世から悪人がいなくなることはなく、被害者の想いは踏みにじられ守ってくれる人もいない。上山はそれがどうしても許せませんでした。

上山はそういった心情の中である日SNSで「誰でもいいから殺したい」という投稿を目にすると、この世には『ただただ人を殺したいだけの無差別殺人犯がいるのか』と知り、皐月のような理不尽に殺される人を減らす努力をしようと思い立ち、誰かに迷惑をかけている奴をただ人を殺したい人間に消してもらおうと考えたのが動機でした。

犯罪者を消して犯罪が減る──本人はこれこそが警察にはできない本当の正義かつ司法で裁けない本当の裁きだと信じて疑いませんでしたが、四方田は「晋吾、お前のしたことは犯罪を減らしてなんかいないよ。新たな犯罪を増やしてる。犯罪を減らすためになくすために俺達刑事がいるんじゃないのか」と宥め、確かに犯罪はなくならないが増やすことは防げるだろ──と訴えかけます。

上山は四方田の仇をとったからもっと喜んでほしいと述べますが、四方田は罪を犯す人間を増やしたくない、犯人(邦広)の口から直接何も聞けなかった、自分の手で聞き出すために刑事を続けてきたと感情をむき出しにすると、上山が邦広を殺害したことで事実も理由も証拠も全部失ったと突き付けるのでした。

四方田の言葉を受けても上山はそれでも自分の中の正義を覆そうとしませんでしたが、四方田は「お前のは正義じゃない」と繰り返しながら上山を抱き締め涙。この行動は上山にも届いたのか、上山も声を殺しながら泣きます。

しかし、四方田が消しゴム事件の終結を口にすると、上山は「確かに僕は終わりますが、消しゴム事件は続いています」と意味深なことを告げるのでした。

消しゴム事件の結末

上山晋吾は刑事課で四方田らに消しゴム事件の真相と自分がこれまでやってきたことを打ち明ける直前に、喜多村拓春に連絡し『喜多村邦広殺害の犯人を教える』と述べ通話状態のまま待機させていました。

そして、上山は全てを語った後、「仇をとる人はちゃんといます」と告げると、不意にエレベーターのボタンを押し、扉が開くと出てきたのは喜多村拓春。喜多村は通話越しに息子を殺した犯人が上山だと知ると、懐から包丁を取り出し上山目掛けて突進。また、上山も喜多村の殺意を受け入れるように刃先が届くのを待ち構えます。

しかし、四方田は寸前で上山を押しのけて助けると、強行犯係が総出で喜多村を確保。互いに「殺させろ」「死なせろ」と暴れますが、上山の最後の計画(自分の殺害)は強行犯係によって阻止されるのでした。

その後、取調にて上山は罪を認めるも、喜多村拓春殺害に関しては消しゴム事件とは関係なく自分の意志で殺害したと供述したため、音花は釈放となりました。

こうして消しゴム事件および皐月殺害事件は解決に至りました。

まとめ

夫婦別姓刑事は、5年前の妻の死後、再婚した四方田と後妻のあすかの両刑事が局所的な事件を解決しながら皐月殺害事件の真相と並行し消しゴム事件のオーナーを追う物語でしたが、第9話の皐月殺害の容疑者・邦広の遺体発見から急速に消しゴム事件の解決へ発展していきました。

邦広の不審な遺体からおおよそ上山が犯人ではないかと予想されていましたが、ジェットコースターのようなカミングアウトに視聴者も四方田ら刑事課のようなリアクションになっていたかもしれません。

最後は駆け足でしたが、コメディ要素が強いながら事件への導入や次回への引きなど、要所要所で見どころのあるドラマだったように思えます。

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