【刑事、ふりだしに戻る】吉岡の妹を殺害した犯人と美咲を殺害した黒幕は誰?

刑事、ふりだしに戻る ドラマ・映画

最愛の恋人・佐伯美咲(石井杏奈)を失った百武誠(濱田岳)が槇村を狙ったSITの銃弾に胸を撃ち抜かれて死亡したのをきっかけにタイムリープし、美咲の死の運命を変えようと隠された真相を暴くタイムリープサスペンスドラマ「刑事、ふりだしに戻る」。

死の直前に犯人と思われた槇村芳樹が美咲殺害を否定したため、百武は真の黒幕を追いかけますが、その調査の過程で警察組織の闇が関係していることを知り、物語は反社会的勢力と警察組織の癒着に関わっていきます。

果たして、美咲を殺害した犯人吉岡の妹を殺害した犯人は何者だったのでしょうか。

佐伯美咲殺害事件と金井舞華殺害事件と笛木川女児殺害事件の繋がり

2周目の人生で百武は、前世で金井舞華が刺殺体で発見される未来を知っていたため容疑者と思しき槇村芳樹を張り込んでいましたが、金井舞華殺害の犯人は槇村ではないため、金井舞華は真犯人によって殺害されてしまい、現場に遭遇した吉岡は背後から真犯人にナイフで刺されて重体となります。

警察はスケープゴートとして槇村を犯人に仕立て上げますが、百武は犯人が槇村ではないことを知っていたため調査の段階で被害者・金井舞華の祖母から『警察官と同じ帽子を被っていた』と目撃証言を得ると、半年前に暴行未遂に遭った視覚障碍者の鈴原瑠衣の『制服のような生地の服』という証言、8年前に殺害された吉岡亜弥の時にも警察と話しているのを見かけたという証言と合致させ、犯人は警察官である可能性を疑います。

その一方で、百武は資料庫から10年前の制服流出事件や笛木川女児殺害事件で取り下げられた目撃証言の調書を調べると、今回の金井舞華殺害事件の犯人に槇村を仕立て上げた黒幕と連続殺人事件の犯人に辿り着くのでした。

佐伯美咲殺害および槇村芳樹を犯人に仕立て上げた黒幕

前世で美咲を殺害した犯人は山梨県警本部捜査一課指導官・笹木綾世でした。

警察が金井舞華殺害事件の犯人として槇村を指名手配し双六山の山中に潜伏していると発表した後、飯田は美咲に情報を横流し。すると美咲は父との写真の裏に書かれた『風見の杜教会』の記述から場所を特定し父親に会いに向かいます。

教会には槇村が潜んでいて美咲は父との再会を果たすと、警察を辞めた理由を訊ねます。槇村は警察官時代に操作を遠隔に進めるべく必要悪と割り切り暴力団から情報を購入しており、仲間や上司もそれを利用し暴力団の窓口として槇村を重宝していましたが、槇村の出世を妬む人物の垂れこみで警察組織から切られてしまい行く宛てないところを先代の組長に拾われて今に至ります。

槇村は金井舞華殺害事件に関与していないと主張し誰もそのことを信じてくれないと訴えると、美咲の前で自死を決断しますが、全てを解明した百武が現場に到着し美咲と共に説得。

しかし、槇村を説得したところで現れたのは笹木綾世であり、笹木は発砲し三人を威嚇するとその本性を露にするのでした。

笹木の隠ぺい工作

前世で佐伯美咲を殺害し槇村芳樹を犯人に仕立てSITに狙撃を指示したのは笹木綾世でした。

笹木は警察組織の信頼を守る──『正義』のため──という歪んだ思想から行動を起こしており、槇村を金井舞華殺害事件の犯人に仕立て上げたのは県警と暴力団「信槍会」との関係を清算するためでした。

10年前に本物の警官の制服が流出し闇オークションで売買された事実を知りながら当時の本部長が不祥事を隠蔽いますが、その2年後に笛木川女児殺害事件が発生。当時捜査にあたっていた刑事の一人(笹木)は吉岡亜弥を殺害した犯人は2年前に流出した制服を着て犯行に及んだと気付き上層部に進言し目撃証言を取り下げるように働きかけました。

百武は山爺の資料庫から当時の資料を調べるとその調書を作ったのが笹木だと辿り着き、かつ笹木の進言を受け不祥事を隠蔽した当時の本部長が現在の警察庁長官であることまで付き止めます。

笹木がこのような行動を取ったのは警察組織が傾けば治安が維持できなくなり世の中で大量に起こっている事件が解決できなくなったら多くの命がなくなるという最大多数の幸福を優先したもので、身近な一つの命よりも国民全体の命の優先順位を天秤にかけたものでした。

笹木の隠蔽によって防げたはずの笛木川女児殺害事件と金井舞華殺害事件は起きてしまったのです。

笹木の逮捕

笹木は教会にいた百武・美咲・槇村の前に現れると拳銃で優勢に立ち、ここで百武と槇村が撃ち合って百武が殉職するといった筋書きを語ります。

その直後、山梨県警古田警察署の警察官が教会に到着し拳銃を構えて包囲しますが、彼らは笹木の指示でやってきたのではなく、事前に百武から報告を受け笹木を逮捕するために出動していました。

百武によって笹木の隠蔽が全て明るみになると、河地本部長が笹木の提案に乗って槇村を容疑者に仕立てたこと、組織犯罪対策課係長・高津も目撃証言の誘導を行う他、長年「信槍会」とのパイプ役を担っていたことも裏が取れ、山梨県警の刑事たちによって身柄を確保されることになりました。

また、飯田智子は笹木の協力者であり、美咲が槇村の娘だと知っていた笹木が彼女に美咲の監視を任せ、かつ記者クラブから孤立するように仕向けていたことも判明します。笹木が教会に現れたのは、美咲が槇村と合流するのを見越して、飯田に美咲の鞄にGPSを仕込ませていたからでした。

吉岡亜弥・金井舞華殺害(金井舞華殺害事件・笛木川女児殺害事件)の犯人

吉岡亜弥ならびに金井舞華を殺害したのは警察マニアの樋口左門です。

笹木逮捕後、金井舞華を殺害した容疑者として樋口の自宅に向かったところ、彼の自室には本物と思われる警察の備品が大量に散らばっていました。また、両親もそのことを承知していたようです。

吉岡貴志の復讐の決着

吉岡は8年前に妹を殺害した犯人を捕まえるために似たような事件から犯人への手掛かりを探してきましたが、金井舞華殺害事件の際に犯人に背後から刺されて重体となっていました。しかし最終話、笹木逮捕後、警察が事件の容疑者として樋口の家に向かうとそこには樋口の姿はなく、一方で入院していた病室から吉岡の姿も消えていました。

場面は変わり、樋口は警察官の制服を着て通学中の女子生徒を物色しており、標的を見つけたのか警官の帽子を被り歩き出すと、樋口を呼び止める吉岡が登場。病み上がりの吉岡は開口一番「俺の顔覚えているか?」と詰め寄ると、樋口は慌てて拳銃を抜いて構えます。

しかし、吉岡は足を引きずりながら近づき拳銃を奪い取ると、樋口に拳銃を向けます。吉岡は、ビビッて腰が抜けて尻もちをつく樋口に馬乗りになり拳銃を額に押し付けると、「俺はお前を殺すために警察官になったんだ」と撃鉄をあげますが、ここで百武ら強行盗犯係が到着し説得に入ります。

吉岡は怒りから樋口を殺すつもりでいましたが百武の説得から妹との思い出を回想すると、涙を流し、断腸の思いで殺害を断念しました。

こうして樋口の逮捕に至りました。

まとめ

一度目の人生で佐伯美咲を殺害したのは槇村ではなく笹木であり、笹木の隠蔽によって8年前の笛木川女児殺害事件や金井舞華殺害事件などの連続殺人事件が起きたことが最終回で判明しました。

また、吉岡の妹など学生を殺害した犯人は流出した警官の制服を手に入れた警察マニアの樋口であることも明かされ、吉岡は8年越しに憎き犯人の確保に至りました。

笹木が隠蔽せず告発していれば後の連続殺人事件が防げていたため、タイムリープしても二つの命が救われなかったのは悔やまれます。

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